東京都内はビルが立ち並び、まさしく都会、といったイメージがありますが、都心を離れるとちゃんと山があり、緑もあるなどとアウトドアスポットがたくさんありますよ!
私自身、趣味として登山をすることがあるのですが、やはり登山はいいですね!
緑やお日様の光、風を浴びながら歩くのは、普段の日常を忘れさせてくれて、心がとてもリラックスできます♪
東京都には初心者向けの上りやすい山から中級者向けの標高1000mを超える山もありますので、個人の体力や技術と相談して、ご自身にあった山でで安全に登れるといいんじゃないかと思います。
ここでは登山の際の注意点と必要な装備などを9つご紹介しようと思います!
Contents
東京都内の登山の心構えについて
東京都内の山を登る際の心構えについてお伝えします!
登山する上で心掛けておきたいこと
登山とは自然の中に入り、その中で自分を適応させながら、山頂を目指したり、目標地点に到達し、各々好きなことをして楽しむものだと思っています。
ここで大事なのは、「自然」を相手にしていることです。
自然というのは、登山でいうと、地形であったり、気候であったり、野生動物だったりしますね。
山は人にとって快適な環境かというと、不便でありますよね。
- 傾斜が鋭く滑落する危険個所を渡ることもある。
- 気候変動が激しく急な雨風にさらされることがある。
- 濃霧に包まれて視界が全くなくなり立往生する。
- 道に迷い、自分がどこにいるかわからなくなる。
- 予定よりも時間がかかり気づいたら周りが真っ暗で何も見えない。
- 冬は雪に曝され寒さに凍える。
- 夏は日差しにさらされ熱射病になりやすい。
- 安全な水飲み場が限られている。
- トイレがないため携帯トイレなどで持ち帰るか、適切に埋めるなどの後処理が必要。
- 毒を持った蜂や蛇、熊などの野生の肉食動物と鉢合わせる可能性がある。
- ケガや事故に遭った際に、救助に時間がかかる。
街中であれば、ケガや事故などが起きたとしても、環境のインフラが整っており、車や救急車に乗って病院へ速やかな移動ができますよね。
山ではそれがままなりません。
「自然」を相手にするためには、こちらのコントロールの効かない環境に、どのように自身が生きて乗り越えられるように適応させていくか、無事に家まで帰るにはどうすればいいかを考えて、準備・対策していく必要があるのです。
東京都内の登山の必要装備
安全な登山を行うために必要な装備についてお話します。
1.ザック
日帰り登山であれば20Lから30L台のザックがおすすめです!
内容量を多めに持っていくか、山頂で調理をするためのクッカーやガスストーブをもっていくなら30Lあったほうが無難だと思いますよ!
1泊2日など山小屋泊りまでの登山を考えるなら40L程度を想定してもいいです!
テント泊をご検討の山好きサンは50L以上必要と言われています。
自分が山に登る目的に応じたザックの購入を行いましょう!
最初は20Lから30Lの日帰り登山用のザックで十分いいと思います!
2.インナー、ミドルウェア、アウター
登山は重ね着を行い、適宜脱いだり、来たりして体温を調整して登ります。
汗をかきすぎることで冷えすぎてしまうと体力を消耗したり判断力が鈍ったりしますので、注意して脱着しましょう。
冬場は休憩中に体温が下がりすぎ、体温を戻すのに時間がかかる場合もあるため、休憩時はあらかじめ暖かい格好をするようにしておきましょう。
3.登山靴・泥除け
どの靴が自分に合っているのかわからない。
登山を始めようと思うけど、そんなに頻繁に登るのかも分からないからあまり高いのを選んでも無駄になってしまうかも。
そう思っている方は登山の専門店に行かれて、店員さんに相談すると初心者向けだったり、登ろうとしている山に合った靴を選んでくれますよ!
山は足場がでこぼこのため普通の運動靴では底が薄いので足裏の負担が増えます。
本当に初心者向けの山であれば普通の運動靴でも登れるとは思いますが、何度か登って初心者向けでない1000m程度の山を登る場合は購入されたほうがいいかと思います。
泥除けはあると小石が靴の中に入るのを防いでくれるので、靴を脱いで意思を取り除く手間を省いてくれます!
一方、蒸れやすかったり、足の重さが増して疲れやすさを感じやすかったりするので、メリットとデメリットを比べて使う、使わないを選択されるといいかと思います!
4.手袋
バランスを崩して手をつくことを考えると夏場でも手袋は必要に応じつけたほうがいいと思います。
夏場は暑さもあり、つけるのを嫌煙しがちですが、場所によりバランスが不安定化個所はつけていただくと、けがを防止できると思うのでうまく使い分けできるといいと思います。
5.水分・食料
地図を事前に確認して、水場があるかないかを確認しましょう!
水場がないのであれば、途中で給水できないことになります。
登山時間はどのぐらいかかって、1Lあれば足りるのか、追加しないと帰りの分がなくなりそうかでしょうか?
まずは初心者向けの山を登ってどのぐらい水分を消費するのか必要な量の感覚を身につけましょう。
食料はインスタント系のものが軽くておススメです!
山で食べる料理はどれも不思議とおいしく感じるんですよね。
私は最初、ガスストーブやクッカー(小さい鍋)がなかったので、コンビニの菓子パンやおにぎりで済ませてました。
登山の休憩中に軽く栄養を補給する行動食も持っていくといいですよ!
飴玉やチョコレート、食べてて口の中がモソモソしないものが余分に水分とらなくていいかと思います!
6.登山地図
初めて登る山に向かう場合は、本屋さんに売っている山渓の登山地図が見やすくておすすめですよ♪
少しでも料金を抑えたい方は、山渓サイトの無料登山地図を印刷する方法もありますので、お探しいただけるとよろしいかと思います!
注意したいのは、地図は紙なので水に弱いです!
雨に打たれることを想定してジップロックに入れるなど水にぬれても大丈夫なように工夫すると長く使えて便利です!
7.携帯トイレ・トイレットペーパー・ビニール袋
登山人口の多い山は、要所でトイレや山小屋がありますが、紙がおいていない場所があったり、後処理したものを捨てられず持ち帰る必要がある山がございます。
登山人口の少ない山にはそもそもトイレ自体がないので、登山道を外れた場所まで移動して、安全を確保したうえで用を足して、後処理を行う必要があります。
登山で最も無防備になる瞬間が、排泄行為だったり、後処理中だったりします。
慌てて不安定な場所で用を足し、油断して立ち上がった途端にバランスを崩して転がり、滑落してしまうケースが多いです。
山のトイレ事情を把握していただき、しっかりと準備を行い、安全に早めにトイレを済ませられるように心がけましょう。
8.クマよけ鈴・音の出るラジオなど
野生動物は原則臆病なので、音を出していれば近づきにくいといわれています。
どの程度の効果があるかは、私もまだ野生のヒグマなどに遭遇したことがないのでわかりませんが、鈴があった方が鉢合わせするリスクを減らせると思います。
雨の日は音が鳴るので効果が薄れる可能性はあるかもしれません。
9.ヘッドライト
冬場などは日照時間が短くなるため、16時あたりから徐々に暗さを感じるようになります。
日が落ちて周りが暗くなると、視界0の暗黒の中にたたずむことになり、行動不能に陥ります。
ライトがあれば日が落ちてもひとまずの行動は行えます。
ただし、視界が狭く、けもの道や、出口に向かわない林道に迷い込んでしまうリスクがかなり高まりますので慣れない山や初めての山は夜に向かわないようにしましょう。
私は夕暮れどきで焦って下山したがために、普段通らない林道に迷い込み、40分近く時間をロスしました。
暗い中でパニックになったことを覚えています。
心に余裕がないと正常な判断力はごっそりと削られるのでライトを備えるか、早めの下山を心がけましょう。
登山家によっては最も大事なアイテムはライトだという人もいるぐらいなので、もしも登山の行程で16時以降の下山を予定している場合は、ライトを備えておくのがおすすめだとお伝えします。
心の余裕はかなり変わってくると思います。
登山計画書を作成して無理のない計画を!
登山計画書を作成し、無理のない行程で登山を楽しみましょう!
登山計画書の書き方
Yamakei Onlinesiteにて無料登録できるので、そちらに登録し、登山計画書を作成していただくのがおススメです!
荷物のチェックリストもありますので、チェックして必要な持ち物に漏れがないかも確認しましょう。
実際の行程には食事の時間だったり、休憩する時間があったりしますので慣れないうちは長めに時間を設定して余裕を持った計画を練りましょう!
最初は遅くても15時には下山するぐらいの行程で組むのをお勧めします。
それぞれの山に登山計画書を投入する場所がありますので、調べて投函するようにしましょう。
まとめ
東京都内の登山の際の注意点と必要な装備などを9つご紹介しました!
都内でも有名な高尾山や御岳山であれば、普段着というか、動きやすい格好でいれば登れる山もあるのですが、特に人の出入りが少ない山を登る際はお知らせしたような注意点を頭に入れて、無理なく登山を楽しんでいただければと思います!
これだけ手間がかかって疲れる登山ですが、目標を達成した時の達成感だったり、山頂や絶景を眺めながらの一杯や食事は格別だったりします♪
毎回、気持ちよく、心地よい環境なわけではありませんが、そんな不便を感じながらも、楽しみや達成感なんかを感じられるのが登山の魅力なのかなと思っています!